世界に誇れる?!日本人の脳の特徴3つ

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https://megumi2021blog.com/money-and-happiness/何も思わずに普通に生活している日本人ですが、

 

実は日本人は、「世界に類をみない民族である」らしいのです。

 

そこで今回は、世界に誇れる(かもしれない)

 

日本人の脳の特徴3つ

 

をご紹介しようと思います。

 

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脳科学者の 中野信子 さん

今回は、脳科学者として研究活動を行い、数多くの著書をもつ 中野信子さん のお話をまとめてみました。とても興味深いお話だったので、みなさんにシェアしたいと思います。

 

 

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1 世界一「心配性」の人が多い

 

心配性の多い国民 …… なんとなく心配性の人が多いのではなく、日本人の遺伝子がそうさせているのだそうです。

「セロトニントランスポーター」 の量が、他の国の人種よりも極端に欠乏しているのです。詳しくはこちら

 

セロトニンとは:
脳の中で「安心感」「本番に強い」「将来の心配をしないで楽観的に物事を見る」ような気持ちにさせる、ストレスに対して効能のある脳内物質。
セロトニントランスポータとは:
「セロトニン」の量を調節する物質のことを言う。

 

 

※  これらの量が多いと安心感や幸せ感を得やすくなり、不足すると心配性や悲観的になる傾向がある。セロトニン不足は、メンタルヘルス不調の原因になることがあります。詳しくはこちら

 

 

世界の「心配性」の割合:

  • 欧米 50%以下
  • 南アフリカ 30%以下
  • 東アジア 70%以上
東アジアの中でも日本はダントツ1位で、80.2%が心配性なのだそうです。
なんと10人に8人は心配性という計算になります。
自己肯定感の低い国民というのも言われるのも納得ですね。

 

 

心配性の良いところ

しかし、心配性の日本人といっても、良いところはいくつかありますよ♪

 

  • 先々のことを思いやれるので、将来のことについて準備したりする能力が高く、最悪の事態を回避するような心がけができる
  • よくないところを改善しようと努力をする気持ちが強い

 

 

 

2  世界一「正確性を重視」する

正確性を重視する……. これがあたりまえと思って生活している日本人は、世界基準でいえば、ちょっと特殊な国民に見えてしまうようです。

これは、Xシステム Cシステム という脳機能が影響しているのだそうです。

 

Xシステム Cシステムとは:
人間が「意思決定」をするときに使う脳機能システム

 

  • Xシステム Flexの”X” → 反射的に意思決定できる能力(直感など)
  • Cシステム Calculate の”C” → 正確に計算して答えを出す能力

 

日本人はCシステムが発達していると言われ、正確さ安全さを重視するあまり、決断を簡単に出せない、というマイナスの点が見られます。

 

 

Cシステム脳の良いところ

 

例1)世界で類をみない山手線の時間の正確さ
JR東日本、東京都内の運転系統の通称、山手線。一周は約1時間ですが、10日間ダイヤ通りに運行する際発生する「時間の誤差」をチェックしたそうです。

 

その誤差が、なんと15秒

 

世界が、驚愕するはずですよね。この几帳面さは他の国には真似ができません。

 

 

例2)国民性丸出し、シールの貼り方編

「どちらの国から来ましたか?」というアンケートで、自国の欄に赤丸のシールを貼っていくのですが、日本のシールだけがびっくりするほど綺麗に整列されていたのです。この驚くべき事実はTwitterなどで世界に拡散され、大きな話題になったそうです。

なんとも几帳面なシールの貼り方!

 

 

 

例3)日本、奈良のシカでさえもルールに従います

 

 

3 世界一「失敗を嫌う」

 

失敗を恐れてしまう……「ドーパミンレセプター」という神経伝達物質が影響しているらしいのです。詳しくはこちらを参照に。

 

ドーパミンとは:
快感や幸福感を与える神経伝達物質

ドーパミンレセプターとは:
ドーパミンと結合して脳に情報を与える役割を果たしている

このドーパミンレセプターのスイッチの入り方が人によって異なるのですが、
日本人はどうやら、スイッチがなかなか入らないらしいのです。

 

  • 入りやすい人 → 少しのドーパミンで、楽しい気分になりやすく、常に陽気
  • 入りにくい人 → たくさんのドーパミンがないと楽しさや満足さを得られない

 

つまり、どんどん新しい刺激やリスクをとらないと満足できないのです。

ドーパミンレセプターの量

  • 南米 40%
    チャレンジしないで、なんのために生きているんだ、という思考。
  • 日本 1%以下
    チャレンジすることを嫌ったり回避することで安心感を得る、思考。

 

 

 

失敗を恐れる傾向を克服するには

 

失敗してもチャレンジしたとは思わず
日常のこと(あたりまえ)と捉えるように努める。

 

どのようにトレーニングする?

チャレンジしなさい、と言っても出来ないことの多い日本人。想定外のことをチャレンジしようとは思わず、全てを想定内にしておいて

  • あたりまえのチャレンジ
  • あたりまえの失敗

と認識するように心がけることが大切です。

 

 

ちなみにこんな実験があります

〈マウスを左に行かせる実験〉

マウスがT字路の左側に行くように促すには、A:エサと電気ショック、B : 電気ショックのみ、C:エサのみ、どの方法が一番効率よく左側に行くことができるのか、という実験をしました。

Aかな?と思いきや

 

結果はCでした。

ムチ(電気ショック)はいらなかったんです。

 

失敗しても何も起きず、成功した時だけご褒美(アメ)が与えられる。実は、この環境が一番お利口なマウスを作れるようですよ。ちなみにAとBのマウスは実験を進めるうちに、電気ショックのストレスで全く動かなくなってしまったそうです。「間違ったら罰を受ける」の繰り返しではチャレンジすること自体がイヤになってしまいますよね。

 

このことは、子育てにも応用できます。「チャレンジする」思考はもともと日本人に合っていないので、お父さんお母さんは子供に「チャレンジしなさい」と叱咤するのは逆効果。心配性の子供になってしまうかもしれません。

 

うまくいった時だけ褒め、うまくいかなかった時は何も言わないようにする。何も言われない子供は、そこで「なんで何も言われないのだろう」と自分で考え、解決しようとするのだそうです。

 

 

まとめ

 

  • 心配性が多い →  セロトニントランスポーター
  • 正確性を重視する →  Xシステム Cシステム
  • 失敗を恐れる →  ドーパミンレセプター

 

日本人の脳機能の特徴から国民性を検証できるなんて、面白いと思いませんか?

私ごとですが、このお話を聞いて、重度の心配性の母を思い出しました。周りの家族はたまったものではありませんが、彼女は典型的な日本人の脳機能を持つ人間なのだ、と思ったら、ちょっとだけ心が楽になりました。

もしもあなたの周りに、変な人、やっかいな人がいたら、この話を思い出してみてください。自分や相手の思考回路が理解できて、少しは気持ちが楽になるかもしれませんよ。

 

 

 

 

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